東京慈恵医科大の教科毎の傾向と、ウインダム生の合格者コメントや、
自己採点の点数もご紹介します。
ウインダムが想定する偏差値
68.0
※上記はウインダム生の合格偏差値の目安となります。
ここ数年、記述の空所語彙補充問題、選択式の空所語彙補充問題、英文の二つに分けられた部分を結びつける問題、文法的に正しい英文を選ばせる問題、長文問題、和文英訳問題で安定している。
語彙系の問題は、取らせる問題とかなり難しい問題が混在している。
文法系の問題はどちらかと言うと易しいが、まれに厄介な問題が混入する。医系というよりは様々な分野の話題から出題される長文は今年を除いては500~600字程度ものものが1題なので、量的な圧迫感はない。
ただかなり難易度の高い単語に注がついていない場合が多いので、文脈で意味を推測したりして丁寧に読む必要がある。
設問は和訳、内容一致、指示語、同義語、空所補充と毎年ほぼ同じである。
英文和訳はやや複雑な構文を読み解く力が問われる傾向にある。
和文英訳では、作家や批評家の書いた日本文がそのままの形で出されるので、場合によっては日本語を解釈してその意図を通じさせる英文に直す必要がある。
詳細データ
難易度 | 配点 | 解答方式 | 時間 |
---|---|---|---|
難 | 100 | 記述式 | 60分 |
大問3題で、うち1問は必ず数Ⅲの微積分が出題される。
その他の分野では確率・幾何・ベクトル・数列・複素数平面の出題頻度が高い。微積、特に積分を中心に難易度の高い問題まで演習を行う必要がある。
詳細データ
難易度 | 配点 | 解答方式 | 時間 |
---|---|---|---|
難 | 100 | 記述式 | 90分 |
レベル・量を考慮すると、60分という時間では非常に厳しい試験といえる。
他大学では、ほとんど見かけない物質をとりあげるのも慈恵の特徴といえる。
ただ、いずれの場合でも、その見慣れぬ物質についての知識を問うものは全くなく、理論的な思考、展開力を試す設問になっている。
詳細データ
難易度 | 配点 | 解答方式 | 時間 |
---|---|---|---|
難 | 100 | 記述式 | 理科120分 |
慈恵の生物は、高校生物の全範囲を通して出題されている。
医学部入試に頻出とされる恒常性分野などからヒトに関する出題は多いが、他の医大に比べて、植物を題材とした問題が目立つ。植物ホルモン、植物の配偶子形成過程、光合成、バイオーム、生態ピラミッドなどはよく出題されている。
また、ハーディ・ワインベルグの法則とからめた進化の問題、および系統分類の出題頻度も高い。
とくに動物の系統分類はさまざまな分野の大問のなかに含めて出題されている。多くの人が後回しにしがちな分野ではあるが、手を抜くことなく万全の準備で望んでもらいたい。
問題は、解答しにくい難問も含んではいるが、教科書の内容からは大きく外れない良問が多い。受験者層から考えるとかなり高得点の争いになると考えられる。
さまざまな生命現象に関する本質的な理解がないと解答できない、考えさせる問題も出題されているため用語を暗記して満足するような学習では合格点には到底到達できないだろう。
また、他の私立医学部と比較して論述問題の出題頻度が高い。国公立大との併願者も多いと考えられ、論述問題対策はしっかりと行っておきたい。生物の論述問題に苦手意識は試験日までに払拭しておく必要がある。自ら解答を作成した上で、学校の先生や予備校講師による添削を受けるのが効果的だ。
詳細データ
難易度 | 配点 | 解答方式 | 時間 |
---|---|---|---|
やや難 | 100 | 記述式 | 理科120分 |
深みのある問題が多く難問も含まれており、時間内に全問を解くのは困難である。
処理系の問題より思考系の問題が主体となっており、思考能力が別に必要とされるため、日頃から難しい問題を深く考える習慣が必要である。
詳細データ
難易度 | 配点 | 解答方式 | 時間 |
---|---|---|---|
難 | 100 | 記述式 | 理科120分 |
医大別直前ゼミ 医学部出題予想