北里大学医学部の教科毎の傾向と、ウインダム生の合格者コメントや、
自己採点の点数もご紹介します。
ウインダムが想定する偏差値
62.0
※上記はウインダム生の合格偏差値の目安となります。
全問マークシート式で長文、文法、会話文などさまざまな形式で出題される。
時間の割りに量が多く、速読が要求される。過去問等マーク式の問題形式に慣れることが必要である。
詳細データ
難易度 | 配点 | 解答方式 | 時間 |
---|---|---|---|
標準 | 150 | マーク式 | 70分 |
小問集合と記述式に分かれ、記述式の問題は融合問題や思考力を要求する問題が出題されることもある。
微積、行列の出題頻度が高く、これらの分野を中心に論理的に解答をまとめる訓練が必要である。
詳細データ
難易度 | 配点 | 解答方式 | 時間 |
---|---|---|---|
標準 | 150 | 記述式 | 80分 |
理論は原子の構成・電子配置・結合など、基礎レベルだが正確な知識が要求される問題がよく出る。
「電池・電気分解」および「平衡(気相、電離平衡)」は、計算問題も作成しやすく、やはり安定して出題されている。無機は「元素と周期表」からの出題が非常に多い。
族でいえば、ハロゲン、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希ガスが特に重要。
また、遷移元素や両性元素という視点からの出題もある。無機分野の柱である「気体の発生と性質」「金属イオン分析」「無機工業化学」からもまんべんなく出題されている。
有機は中心は何と言っても「脂肪族」と「芳香族」である。異性体、合成反応、検出反応など、よく見かける内容・レベルがほとんどである。
詳細データ
難易度 | 配点 | 解答方式 | 時間 |
---|---|---|---|
標準 | 100 | マーク式 | 理科100分 |
全問マーク式で語句の理解を問うものや計算問題が多い。考察問題や細かい知識を問う問題が出題されることもある。分野としては医学関連分野の出題が多く、また量が多いのでスピードも要求される。
詳細データ
難易度 | 配点 | 解答方式 | 時間 |
---|---|---|---|
やや難 | 100 | マーク式 | 理科100分 |
標準的な問題が中心だが量が多く、スピードが要求される。
出題分野の偏りがないので全分野について基本から幅広く学習していく必要がある。
詳細データ
難易度 | 配点 | 解答方式 | 時間 |
---|---|---|---|
やや易 | 100 | マーク式 | 理科100分 |
医大別直前ゼミ 医学部出題予想
北里大学医学部。大学へ足を運んでみると、その雰囲気の良さが素直に感じることができます。
あの開けた空間は、アメリカの大学のキャンパスをも想起され、東京にあるような旧設医大の格式が高く、クラッシックな雰囲気は微塵もありません。
過去はどうか知りませんが、現在の受験生がこの大学に行きたいと思うのは当然の心理といえます。また、応対する大学側の対応もすこぶるよく、綺麗な病院と併用してみれば、ここで『医師になる』と言う気持ちは自然と高まってきます。
さて北里大学医学部入試の話しをしましょう。
まず、受験生は英語の問題量を見るとまず卒倒しそうになるでしょう。しかし、長文は至って読みやすく、設問の聞かれている内容に関しても難解なものはありません。
見た目で臆することはありません。早慶などの文系英語のほうがよっぽど、いやらしいひっかけも多く、解きづらいというものです。それに感覚的な読解力でもある程度の得点が望め、さらに文法各種で落とさなければなんなくボーダーラインは突破できます。
次に数学です。
北里の出題傾向ですが、小問が簡単な年は大問が難しく、大問が簡単なときは、小問が難しくなる傾向があります。
一概には言えませんが、化学と生物に関しては雑問集合といってよく、よく言われる理科は暗記科目でないとする受験指導を根本から揺るがすような問題形式で『知っているか、知らないか』の次元での戦いです。
ただし、雑問とはいえ『これでもか!』と言うくらい、幅広い知識の中からの出題になるので、『ある程度の実力』ではどうにもなりません。また、量が莫大な分、面倒な計算問題を後回しにするなどして解答作業を駆使したほうがよいでしょう。