医学部受験時の面接・
小論文(二次)対策

二次試験でもっとも重要な面接対策

よく聞かれる質問と評価方法をマスターしましょう。

ほとんどの私立医学部では、面接や小論文などの二次試験を行っています。
試験形式にはテーマ型小論文、読解型小論文、講義聴講後の小論文、論文をもとにした個人面接があります。 また、集団討論の場合もあり二次試験の試験形式は大学によって異なります。

面接では、ペーパーテストだけでは分からない意欲やコミュニケーション能力等を見られます。 医学部受験では、志望動機等の一般的な質問の他に、理想の医師像や医療情勢についての意見など専門的な質問をされることもあります。

ウインダムでは二次試験に柔軟に対応できるように、前期では小論文の書き方、メッセージの発信方法、討論のマナーなどをカリキュラムに組んでいます。 後期では、模擬面接、集団討論実演を指導し、本番を想定した対策を行っています。 さらには東海大学対策と埼玉医科大学の適正試験対策までトレーニングしていきます。

医学部二次試験の面接の種類と質問例、面接の評価方法についてご紹介します。

医学部受験時の面接の種類

医学部入試の面接では、個人面接・グループ面接・グループ討論の他に、MMIという形式を採用している大学もあります。面接対策では、回答内容を考えておくだけでなく、ロールプレイングによって雰囲気に慣れておくことも大切です。医学部予備校の二次試験対策などで、志望校に合わせた面接対策をしておきましょう。

個人面接

人数:受験生1人/面接官2~4名
時間:10~30分程度

受験生一人ひとりとじっくり話をできるため、多くの大学が採用している形式です。自分らしく自己表現をできるかどうかがカギとなります。



グループ面接(集団面接)

人数:受験生2~4名/面接官2~5名
時間:10~30分程度

医師としての資質や意欲だけでなく、その場にいる他の受験生に対する姿勢なども評価対象となります。同じ質問を全員にする場合もあれば、
一人ひとりに違う質問をする場合もあります。いずれの場合も、ほかの受験生がどのように答えているのかをしっかり聞き、印象に残るような独自の回答をすることが大切です。



グループ討論(グループディスカッション・討論面接)

人数:受験生4~6名/面接官複数名
時間:30~60分程度

積極性や協調性の他、論理的に意見を述べる力やリーダーシップなども評価対象となります。グループディスカッションでは、議論の勝敗よりもプロセスが重視されます。
他人の意見を聞き、様々な立場・視点から考えることで、建設的な意見を述べられるかどうかがポイントです。



MMI(multiple mini interview)

人数:受験生1名/面接官1名
時間:10~15分×5回程度

課題に対して、受験生と面接官が1対1の対話形式で話し合う面接です。MMIでは独立した複数の課題が用意され、それぞれ違う面接官と面接を行います。

自分の考えを表現する力や論理的思考力、知識を基にした状況把握力、適切な行動を選択する判断力などが問われます。


医学部受験時の面接の質問例

医学部入試の面接では、理想の医師像や医師を目指すようになったきっかけ、医療情勢についての意見などを求められることもあります。時事問題や医学・医療問題については日頃から意識し、世の中の動きと自分なりの考えをまとめておくことが大切です。

また、どの大学でも問われるのが志望動機です。特に私立医学部では、アドミッションポリシーや授業内容の特色などを研究しておく必要があります。

医学部入試でよくある質問例をご紹介します。



一般的な質問例

  • 医師を目指すようになったきっかけ
  • どのような医師になりたいか(理想の医師像・将来像)
  • 入学後の抱負・学生生活について
  • 将来は何科に進みたいか
  • 大学の印象・志望動機
  • 出身校・高校生活について
  • 自己PR(長所・短所など)
  • 家族の職業

医学・医療に関する質問例医学・医療に関する質問例

  • 脳死・臓器移植について
  • 診療科や地域による医師の偏在について
  • 医師の労働環境について
  • 再生医療について
  • 地域医療について
  • 遺伝子診断について
  • 医療過誤・医療事故・医療訴訟について

グループ討論のテーマ例

  • 尊厳死と安楽死
  • 薬害問題
  • 医師不足
  • 救急患者のたらい回し
  • 英語の公用語化
  • 生物多様性

医学部受験時の面接の評価方法

面接の評価方法は「点数化」「段階評価」の2種類があります。段階評価の場合は面接の結果を数段階に分けて、学科試験の得点に加味して合否が決定されます。そのため、学科試験の点数がよくても面接の結果次第では正規合格できないことも考えられます。

大学によっては、点数化や段階評価はせずに、総合的に合否を判定する際の資料とする場合もあります。この形式では、面接はあくまでも医師としての適性やコミュニケーション能力を見るもので、よほど問題がある場合を除き、学科試験の結果が重視されます。


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