山崎 蒼
平林 一訓
中嶋 寛夫
松崎 大二
太田 寛
林 アキラ※
その他の講師陣
有名講師 1名 その他数名※林アキラ先生は2012年に逝去されましたが、名誉講師として載せさせていただきます。
林先生は日本各地の予備校にご出講されましたが、最後に最も愛した予備校がウインダムだと伺っています。
大学入試生物学という生物学はあるか?建前上はないのでしょうが実体は残念ながらそのようなものが存在します。だからこそ受験生は問題集で勉強するのです。そこで入試問題を見てみると、問題が知識系と考察系に二分されることが誰にでもわかります。知識系は簡単で差がつかず、難しい考察系で合否が決まるという印象から、あのお約束のフレーズ「生物は暗記科目ではない」が生じているのでしょう。でも、これは私立医学部の“入試生物学”では致命的な誤りです(国公立でも正しいとはいえません)。一見考察系に見える問題はさらに次の2つに分類されます。
1はセンター試験(特に昔のもの)に多くありますが、実は入試問題の難解な考察系問題はそのほとんどが2のタイプなのです。要するに考察問題と思われているものの多くは知識がないと解けないか非常に時間がかかるのです。なぜこうなっているかというと、理由はたくさんあるのでしょうが、一つの例を挙げてみます。
出題者は考察問題のつもりで問題を作っているのですが(おそらく!)、考察するための材料を問題文中に十分に与えていないのです。出題者は長年の勉強で膨大な深い知識を備えているので、「こんなことはわかりきっているはず」と無意識レベルで材料の提示を省略してしまうのです。こうしてハイレベルの知識がないと解けない問題が出来上がるのです。
そこでウインダムの生物では一見考察問題のようにみえる問題を短時間で解くための知識を授けることを意識します。すなわち、入試問題を解くための生物の学習とは膨大な知識の網を形成することなのです。